「K-1 WGP 2019」(日刊スポーツ新聞社後援)が30日、東京・両国国技館で開催される。

公開計量・記者会見が29日、都内ホテルで行われ、大会の目玉スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメントに出場する同級王者の武居由樹(22)が、優勝への決意を新たにした。

武居は1回戦でアレックス・リーバス(18=スペイン)を迎え撃つ。2人は3月に対戦予定だったが、リーバスが家族の事情で欠場し、今回が仕切り直しとなる。リーバスは昨年11月、フェザー級王者村越優汰(24)からダウンを奪って判定勝ちした実力者で、武居との1回戦が事実上の決勝戦と見られている。

55キロで計量をパスした武居は「しっかり絞ってきて気合が入っている」と相手を警戒しながらも、昨年12月に対戦が決まっていたことに触れ、「こんなに対策したことはない。完璧」と余裕の笑顔を見せた。対するリーバスも55キロでパスし、「彼はチャンピオンなので強いとは思うが、私が真のチャンピオンになる」とK-1王者連続撃破に自信をのぞかせた。

その他の1回戦は、玖村将史(20)-ペッパンガン・モーラタナバンディット(20=タイ)、晃貴(21)-サンベル・ババヤン(23=アルメニア)、玖村修平(22)-サデック・ハシミ(27=イラン)。注目は玖村兄弟で、展開次第では決勝での兄弟対決もある。