K-1スーパー・ライト級の安保瑠輝也(23)が29日、ゲーオ・ウィラサクレック(34)からのタイトル奪取を宣言した。「K-1 WGP 2019」(30日、東京・両国国技館、日刊スポーツ新聞社後援)でのタイトル戦を前に、都内ホテルで公開計量・記者会見に臨み、戴冠を誓った。

計量では150グラムオーバーでヒヤッとする場面もあったが、パンツを脱ぐとリミットの65キロでパスした。そして、180センチの長身から11センチ低い相手を見下ろした。さらに、会見では「前の減量では水抜き4~5キロのこころ、今回は3キロくらいなので調子が良い」とライト級当時とは違う仕上がりの良さをアピール。「タイ合宿でルンピニーの現役王者とスパーリングしてきた。自信しかない」とKO宣言した。昨年12月には実力者・山崎秀晃をハイキックでKOしており、今回はその再現を狙っている。

対するゲーオは昨年11月の同級王座決定トーナメントに優勝し、王座に返り咲いた。こちらも65キロで計量をパス。「トーナメントをやる勢いで全力でトレーニングしてきた」と瑠輝也戦への意気込みを見せた。そして、相手のタイ合宿に触れ、「タイに行ったのは私をやりやすくしただけ」と王者らしい余裕のコメントで締めくくった。