暫定から正規王者に昇格したジャモール・チャーロ(29=米国)が2度目の防衛に成功した。同級12位ブランドン・アダムス(30=米国)の挑戦を受け、3-0(120-108、120-108、119-109)の判定勝ちを収めた。

最終ラウンドまで試合の主導権を握り続け「KOできなかった自分にイライラしなかった」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。チャーロは通算戦績29勝(20KO)無敗となった。

3団体(WBAスーパー、WBC、IBF)統一ミドル級王者サウル・アルバレス(メキシコ)が、6月26日に開催されたWBC理事会で新設された王座となる「フランチャイズ王者」に昇格したことを受け、チャーロが暫定から正規の王者になったばかりだった。

また同日にはWBO世界ミドル級王者デメトリアス・アンドラーデ(31=米国)が米プロビデンスで同級2位マチエ・スレツキ(30=ポーランド)との2度目の防衛戦に臨み、1回にダウンを奪って3-0の判定勝ちを収めた。試合後には「私たちは誰もが認める試合を希望している。カネロ(アルバレスの愛称)にいこう」と統一戦に意欲をみせていた。