ライト級の今後を占う1戦は、大沢文也(27)が里見柚己(21)に3-0で判定勝ちした。

大沢が手数と終始前へ出る積極性で若手をはね返した。左右のボディーブローを軸にパンチを繰り出し、ペースをつかんだ。大沢は3月のケイズフェスタ2で当時20歳の篠原悠人に判定負けしたことを反省。「しょっぱい試合を取り戻して復活する」と話していた前日会見での約束を果たした。

「3月はセコンドの言うことを全く聞かなかったが、今回は聞きすぎた」という大沢。「作戦通りにボディーしか行かず、空回った」とKOを逃したことを悔やみながらも、フルマークでの勝利には、思わず笑みがこぼれた。そして、次の試合については「11月の横浜大会に出させてください」と試合後のインタビューでアピールしていた。