ボクシングのIBF世界スーパーフェザー級4位尾川堅一(31=帝拳)が6日、東京・後楽園ホールで同級10回戦に臨む。5日には都内の日本ボクシングコミッションで、対戦相手のフィリピン・フェザー級12位グレン・メデュラ(23)と前日計量に臨み、リミットよりも200グラム少ない58・7キロでパス。メデュラは57・4キロでクリアした。

世界戦での薬物違反によるライセンス停止処分が昨年12月に解除され、今年2月の復帰戦で勝利を飾って再出発。9月にIBF世界同級挑戦者決定戦を控えており、尾川にとっては世界挑戦に向け、はずみをつけるノンタイトル戦になる。「まず勝つこと。左フック、右ストレートを出せてひっくり返ってくれると思う。KOは後からついてくるものですが、全力で殴りたいです。勝つことイコールKOだと思っていますから」と意気込んでいた。

当初はIBF世界同級5位アジンガ・フジレ(22=南アフリカ)との挑戦者決定戦が組まれていたものの、相手陣営の渡航手続きが間に合わず、9月開催に延期されていた。