前王者の同級4位村田諒太(33=帝拳)が覚悟の猛ラッシュで王座を奪回した。昨年10月に米ラスベガスで判定負けを喫した王者ロブ・ブラント(28=米国)と再戦し、2回2分34秒、TKO勝ちでリベンジを成し遂げた。序盤から攻勢に出た王者に対し、右の強打と連打で対抗。2回途中のラッシュでダウンを奪うと、再びロープ際に追い込んでの連打でレフェリーストップ勝ちした。

 

試合後の村田との一問一答は次の通り。

 

-ストップの瞬間は

村田 はよ、止めてくれと。なかなか止めてくれなかったので。

-左フックでダウンさせた

村田 左フックは練習で出ていた。練習でできたことしか試合で出ない。スパーリングで出たことが試合で出れば勝てるし、プロ17戦して、練習はウソをつかないと思った。

-ダウン取った後の気持ち

村田 あと何秒なんだろうと。エンダム(第1)戦の時のレフェリーだったので、よぎりましたけど。

-ブラントの表情は

村田 1回ダウン奪った後、右アッパーからボディー打って相手が「うっ」とした時に(ブラント)心が折れたと思った。