スマックダウン所属の中邑真輔(39)がインターコンチネンタル(IC)王座を初奪取した。キックオフショーで同王者フィン・ベイラーに挑戦し、キンシャサでマットに沈めて新王者となった。

先に腕ひしぎ逆十字固めやライダーキックで攻め込んだ中邑は、ベイラーのトペ・コンヒーロやオーバーヘッドキックを浴びるなどお互いな技術をみせつけるハイレベルな攻防を展開。ロープにクギづけにしたベイラーにスライディング式ジャーマンを繰りだし、後頭部からマットにたたきつけた。1度目のキンシャサはカウンターの踏みつけで迎撃されたものの、ベイラーのクー・デ・グラを直前で回避。背後から2度目のキンシャサを成功。最後はダメ押しとなる3度目のキンシャサをベイラーの顔面にたたき込んで3カウントを奪取した。

IC王座の初戴冠を果たした中邑はインタビューで「オレの方がフィンよりベターな王者になる。気分がいいよ。まるでキングのようにIC王者に戻ってきた。多くの人がオレのことを祝っている。君も祝ってくれよ」と不敵な笑み。インタビュアーから日本語で「おめでとうございます」と言われると「よろしい」と日本語で切り返した。中邑は「ファンはIC王座獲得でこれ以上、オレを忘れることはないだろうね」と白いIC王座のベルトを抱えながら満足そうな笑みを浮かべた。

17年5月にスマックダウン昇格を果たした中邑は18年1月の30人出場の時間差ロイヤルランブル戦となるロイヤルランブルを日本人初制覇。同7月にはUS王座を獲得しており、WWE「一軍」では2本目のベルト奪取となった。