アウトサイダー出身の新鋭、朝倉未来(27)が那須川天心、堀口恭司に続くスター候補に浮上した。

RIZIN参戦1年でメインを任され、実績のある矢地祐介(29)と対戦。矢地の攻撃を完璧に抑え込み、終了間際に壮絶な殴り合いから右を当てダウンさせた。判定ながら3-0の完勝だった。

朝倉は「分析した通りの動きで、全部うまくいった。相手も力強かったがオレも強いんで」と風格さえ漂わせた。大一番を制して10月から始まるライト級GPへの出場も確実だが「ファイトマネー次第。オレの基準として(UFCでは)フェザー級なら通用するんで」とそっけない。RIZINの榊原CEOは「何十戦もやっているような余裕すら感じさせた。ぜひ、日本のライト級戦線の代表として出てきてほしい。毎晩のように行って口説きます」と、新たなスターに期待を寄せた。