シンガポールを拠点とする総合格闘技イベントONEチャンピオンシップ100大会(10月13日、東京・両国国技館)のカード発表会見は7日、東京・日比谷で開催された。

日本の総合格闘技界をけん引する修斗VSパンクラスの4対4王者対抗戦が組まれ、4階級両団体王者が激突する。

ストロー級は猿田洋祐(修斗)-北方大地(パンクラス)、バンタム級は佐藤将光(修斗)-ハファエル・シウバ(ブラジル=パンクラス)、ライト級は松本光史(修斗)-久米鷹介(パンクラス)、ウエルター級はエルナニ・ペルペトゥオ(ブラジル=修斗)-手塚裕之(パンクラス)が正式発表された。なお修斗VSパンクラスの対抗戦の勝者には勝利ボーナスとして5万ドル(約550万円)が設定されている。

ONEチャンピオンシップとの連係を契機に対戦することのなかった2団体が激突する。修斗の坂本一弘代表は「老舗同士。対抗戦ができることで、たぎるものがある」とあいさつ。パンクラス酒井正和代表は「修斗さんとパンクラスは正直言って仲が悪くてコミュニケーションを取ってこなかった。いつかは一緒にやるのではないかとパンクラスを続けていました。ONEというキーワードがきっかけで、感謝しかない。満を持して戦える」と歓迎した。

ONEチャンピオンシップ日本支社の秦アンディ代表は「我々も全力を尽くしてやりたい」と“禁断”の対抗戦に向けて気持ちを引き締めた。

ONEチャンピオンシップの日本大会は今年3月に続いて2回目。100回目の記念大会で、修斗VSパンクラスの対抗戦の他、総合格闘技で2階級のGP決勝戦、優勝賞金1億円をかけたキックボクシングのGP決勝、ONE王座戦が予定されている。