世界2階級覇者のWBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(25=ワタナベ)が8日、大阪府庁へ、吉村洋文大阪府知事(44)を表敬訪問した。

6月に同級王座の初防衛に成功した京口は、10月1日にエディオンアリーナ大阪で同級1位久田哲也(34=ハラダ)と2度目の防衛戦に臨む。大阪・和泉市出身の京口に対し、久田は堺市出身と大阪決戦。吉村知事は「大阪に素晴らしいタイトルをもたらしてくれて誇りに思う。大阪を代表して感謝したい」と手厚く歓迎。「為せば成る!」と記した色紙を王者に贈った。

京口にとってプロデビュー戦、3戦目以来の大阪での試合だが、王者となってからは初の凱旋(がいせん)試合。それだけに「うれしく思う。いい結果を残したい」と意気込み、大阪府民の子どもを中心に家族20組100人を招待するプランを明かした。

「35、36歳まで現役を続けたい」という京口は具体的なプランも明かした。

究極の夢は、大阪が誘致を検討しているIR(統合型リゾート・カジノ)のこけら落としで世界戦をすること。「パイオニアではないが、日本人ボクサーで最初になれれば」。壮大な夢に向けて、まずはV2戦をクリアする。