命をかけて強敵にぶつかる。RIZIN18大会(18日、愛知・ドルフィンズアリーナ)で総合格闘技メジャー団体2冠王者堀口恭司に挑む朝倉海(25)が8日、都内で練習を公開した。

相手は現RIZIN、ベラトールの主要2団体の世界バンタム級王者。朝倉は「世界で1番強い選手」とその力を認めつつも、「たぶん相手が想像しているより、上のレベルにいる。パニックになるような展開を作っていきたい」と不敵に予告した。自信の理由がある。昨年大みそかのRIZINを最後に実戦から遠ざかるが、その間にすべての基礎を強化。4カ月前からは元WBA世界スーパーフェザー級内山高志氏のもとに通い、パンチの技術を磨いた。それまではまったくの独学だったため、「(内山氏から)全然だめだ、って言われました。よくそれでやってたね、と」。内山氏直々の指導で一から鍛え、この日のミット打ちではキレのあるパンチを披露した。

最高の状態に仕上がっている自信はあるが、厳しい試合になることは覚悟している。「先のことは考えないぐらい今回の試合にかけており。自分の中でこの試合で最後になってもいいぐらいの覚悟を決めて臨む。体が壊れても、勝ちをとりにいく」。堀口に勝つためには「ビビらないことがカギ」。その上で自分は「死んでもいいぐらいの覚悟を決めているから、ビビらないです」。すべてをかけて堀口を倒しにいく。