前RIZIN女子スーパーアトム級王者の浅倉カンナ(21=パラエストラ松戸)が連敗脱出でトラウマの払拭(ふっしょく)を狙う。

18日のRIZIN18大会(名古屋・ドルフィンズアリーナ)でアリーシャ・ザペテラ(24=米国)戦を控え、9日には柏市のジムで練習を公開。昨年12月の浜崎朱加戦との同王座戦、今年4月の山本美憂戦で連敗を喫し「RIZINは2連敗していて負けるのが怖いという思いがありました。今は打ち消せているので、しっかり仕上げて試合に臨みたい」と口にした。

今回の対戦相手となるザペテラが前回対戦した山本と同じレスリング出身の選手であることを挙げ、フィジカル、打撃、寝技などを集中的に練習してきたという。「(山本戦の)トラウマはすごくあるんですけれど越えないと次にはいけないので。そういう相手をRIZINが用意してくれたということは、そういうところを越せよということなのかなと勝手に思って。次に行けるように頑張りたい」と口調を強めた。

2連敗は苦しい状況ではあるが、再浮上への意欲は満々だ。「前回負けて本当に落ち込んでモチベーションが上がらず、最初は練習も嫌だなと思った」時期を乗り越え「前回よりも仕上がっているんじゃないかなと。しっかり今回勝って、のし上がっていきたい」とキッパリ。名古屋での初試合に向けて「パッとしない試合が多いので、しっかり判定にいかないで勝ちたいです」と決意を新たにしていた。