新日本プロレスG1クライマックス29で初優勝した飯伏幸太(37)が13日、都内で一夜明け会見に臨み、来年1月4、5日東京ドーム2連戦で「2冠」に挑戦する前代未聞のプランをぶちあげた。

飯伏は、G1覇者に与えられる来年1月4日の東京ドームでのIWGPヘビー級王座への挑戦権を「行使します」と宣言。その上で「1月4日にIWGPヘビー級のベルトをとったまま、1月5日に(IWGP)インターコンチ(ネンタル)のベルトに挑戦するというのはどうですか」と史上初の黒と白のベルト同時戴冠のチャンスを会社に求めた。

悲願のIWGPへビー級にとどまらず、インターコンチネンタルも狙うのは「同時に巻いた人がいないのが1番。あとは、インターコンチのベルトに関して、あきらめきれない部分もある」から。今年4月のニューヨーク大会で王者内藤哲也を下しインターコンチネンタル王座初戴冠も、6月の初防衛戦で内藤に敗れ、すぐに陥落。保持期間の短かった白いベルトへの未練はまだ残る。

2連戦となれば体力的に厳しくなるが「非現実ではない」。むしろ「そのほうが盛り上がる。たくさん人がいるところでやったほうがよりいい」とドーム大会両日の話題の中心になるつもりだ。同じ2冠の夢を掲げる現IWGPインターコンチネンタル王者内藤へのメッセージも含まれているかとの問いには「ちょっと入っています」。ライバル内藤を挑発しつつ、2冠を一気に狙う。