元WBC世界スーパーバンタム級王者畑中清詞氏(52、畑中ジム会長)の長男でWBCユースフライ級王者畑中建人(21=畑中)が、初の世界ランカー戦を白星で飾った。同ライトフライ級11位ジェイセバー・アプシード(24=フィリピン)に3-0判定勝ちを納めた。

サウスポーのアプシードに苦戦した。3回にダウンを奪ったが、4回に左右の連打を浴び、ダウンを奪い返された。7回には偶然のバッティングで左上まぶたを、9回にはパンチで右上まぶたをカット。10戦全勝としたが、デビュー以来の連続KOは9で止まった。「連続KOは天から授かり物ですから」と気にする様子はなし。むしろ、世界ランカーの強さを肌で感じて「いい経験になりました」と言う。世界ランク入りは確実で、今後は東洋太平洋など地域タイトル獲得を狙っていく。