大相撲の元小結旭道山のおい、波田大和(22=帝拳)が初メインを6連続KO勝ちで締めくくり、決勝進出を決めた。

大保龍球(23=神奈川渥美)と拳を交え、3回2分39秒、TKOで仕留めた。1回に右からの強烈な左ストレートで1度目のダウンを奪取。3回にも3連打でダウンを奪うと相手陣営からの棄権要望を受けてレフェリーストップ勝ちとなった。

初メインで鮮やかな勝利を飾った波田は「KOで勝てて気持ち良いです。メチャメチャ緊張しましたが、気持ち良かったです」と達成感いっぱいの笑み。スタンドで見守ったおじの元旭道山からは試合前に「焦らずにやれ」とのアドバイスをもらったことを実践し「1発をもらったら分からないので注意していきました」と明かした。

これで日本ユース王座に王手をかけた。9月16日、大阪・堺市で開催されるトーナメント反対ブロックの準決勝、脇田将士(ミツキ)VS石井龍誠(伴流)の勝者と決勝を争うことになる。波田は「どちらが勝ってもサウスポー。カルロス(・リナレス)トレーナーと一緒に練習していきたい」と意気込んでいた。