WWEインターコンチネンタル(IC)王者中邑真輔が15日のPPV大会クラッシュ・オブ・チャンピオンズ(ノースカロライナ州シャーロット)で挑戦を受けるザ・ミズを想定した地元レスラーを簡単に料理した。

中邑が自身のスポークスマンとなったサミ・ゼインとともに入場。ゼインは「今回の対戦相手の名前は『ミズ』だ。クラッシュ・オブ・チャンピオンズでミズがどうなるか見てみよう」と一方的に地元選手を仮想ミズに仕立て上げた。

ゴングと同時に、中邑は的確なエルボーとヒザ打撃でダメージを与え、コーナーに追い込んだ。1発だけパンチを浴びると表情を一変させ、ターンバックル上に相手を乗せて腹部に強烈なヒザを突き上げた。そのままマットに転がすと、容赦なくキンシャサをたたき込んで3カウントを奪った。ゼインがマイクを通じて解説のように実況する中、中邑は仮想ミズ戦に完勝した。

79年9月の創設から40年を迎えるIC王座。WWEでは歴史や歴代王者を振り返る映像などが製作されている。40周年を迎えて初めてのIC王座戦となる中邑VSミズ。過去8度の同王座戴冠を誇る挑戦者に向け、中邑は「かわいそうになミズ。お前がこのベルトを手にすることは2度とない。わかるか? わかるか? オレ1番」と自らの入場曲の歌詞フレーズを交え、ミズに強烈なメッセージを送った。