日本ウエルター級王者永野祐樹(30=帝拳)が、東京凱旋(がいせん)試合となる初防衛戦に臨む。

7日、東京・後楽園ホールで同級9位川崎真琴(35=RK蒲田)とのV1戦に備え、6日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、両者ともに66・5キロでクリアした。

今年4月、アウェーの大阪に乗り込み、矢田良太(グリーンツダ)を7回TKO撃破して同王座奪取に成功した。後楽園ホールでの試合自体も18年5月以来、約1年4カ月ぶり。久しぶりの東京の試合で、メインイベンターを務める永野は「気持ちは大阪の試合の時と変わりません。1回が大事で自分から攻めていってペースを取っていきたい」と冷静に話した。

王座奪取後、SNSを通じてチケット購入を希望するファンが増えたと明かし「メッセージも多くもらうようになりました。今回はどんな形でも勝てれば。結果的にKO勝ちなら最高です」と静かに燃えていた。