同級王者永野祐樹(30=帝拳)が、初防衛に成功した。同級9位川崎真琴(35=RK蒲田)の挑戦を受け、2回2分41秒、TKO勝ちを収めた。

4月に大阪で王座奪取したばかりの永野は1回、ガードで攻撃を封じられると右ショートや左フックを浴びた。しかし2回に強烈な左ボディー、右フックで形勢逆転して勢いに乗ると、ロープ際まで追い込んで強烈な左からの連打でレフェリーストップ勝ち。「1回から攻めるつもりが相手に受けてしまった。(2回に)左ボディーが効いたのが分かったのでレフェリーが止めるまでいこうと仕留めにいきました」と防衛成功にも反省を忘れなかった。

10月26日に開催予定の日本同級次期挑戦者決定戦では同級1位小原佳太(三迫)-同級2位垂水稔朗(協栄)が対戦する。世界挑戦経験があり、IBF同級8位にランクされる小原に勝てば世界ランクにも入る。永野は「小原選手が勝ちあがってくれば、自分にはチャンスしかない」と小原-垂水戦の結果を楽しみに待つ姿勢をみせた。