WWEインターコンチネンタル(IC)王者中邑真輔が元王者の難敵を下し、王座防衛に成功した。9回目のIC王座戴冠を狙ったザ・ミズの挑戦を受けると、キンシャサでとどめを刺してフォール勝ちを収めた。

スポークスマンのサミ・ゼインに紹介され、赤いマントを装着して入場した王者中邑は、ゼインによるマイク実況&声援を受けながら「カモーン」と挑発。断崖式ニードロップ、腕ひしぎ逆十字固めで攻め込むと、ミズからDDTなどで反撃された。ロープを使ったスライディング式ジャーマンからキンシャサを狙うとターンバックルに誤爆。左ヒザ攻撃を受け、ミズの足4の字固めでもん絶した。

レフェリーの死角を突き、ミズの足を引っ張ったゼインのアシストを受け、中邑は背後から後頭部にキンシャサをたたき込んだ。2カウントで回避され、再びキンシャサを仕掛けようとするとカウンターで相手得意のスカル・クラッシング・フィナーレを浴びてしまった。大ピンチ到来も、ゼインによるレフェリー制止で難を逃れた。

怒り爆発で場外にいたゼインを追いかけ回したミズを捕獲、ポストにたたきつけてリングに戻した中邑は、確実にキンシャサでねじ伏せ、3カウントを奪った。ゼインのアシストも功を奏し、IC王座防衛に成功した。試合後、ゼインはスポークスマンらしく「この王座はアーティストでキング・オブ・ストロングスタイルの中邑が持つからこそ今までより価値がある」と絶賛していた。