プロボクシング元3団体統一ヘビー級王者タイソン・フューリー(31=英国)がWWEの「巨獣」ブラウン・ストローマンに挑発を受けて乱闘寸前になった。

白いジャケットを着用し、最前列で観戦していると、8人タッグ戦に出場していたストローマンから場外戦の途中でにらみつけられ、ファイテイングポーズを取られた。負けじと立ち上がって応じた後、巨獣からわざとドルフ・ジグラーを投げつけられた。

パワースラムでジグラーから3カウントを奪ってリング上で不敵な笑みをうかべてにらんできたストローマンに対し、フューリーは怒りが収まらなかった。そのままフェンスを乗り越えてストローマンに向かっていったものの、複数の警備員に止められた。

現在、ヘビー級でWBC2位、IBF6位、WBO2位にランクするフューリーは9月14日、米ラスベガスでWBA世界ヘビー級4位オット・ウォーリン(スウェーデン)に流血しながらも判定勝利。18年12月に引き分けたWBC同級王者デオンテイ・ワイルダー(米国)と来年2月に米ラスベガスで再戦を行う可能性が高まっている。