新日本プロレス10・14両国大会のIWGPヘビー級選手権に向けた公開調印式が7日、後楽園ホールで行われ、挑戦者のSANADA(31)がプロレス界の新エースになると宣言した。

互いにライバルと認める王者オカダ・カズチカ(31)とのシングルは今年だけで4度目。直近の試合、夏のG1クライマックスではSANADAが初勝利を挙げた。勢いにのったままの初戴冠へ期待がかかる。黒のジャケットにド派手な黄色のパンツでリングに上がったSANADAは「みなさん、SANADAは好きですか」と第一声。「最近日本全国や海外で声援での後押しを感じている。確かにオカダコールもすごいですが、みなさんそろそろSANADA中心の新日本を見たいと思っていませんか」とファンに呼びかけると、大声援が返ってきた。

「いま新日本の希望って、オカダでも、棚橋でも、内藤でもない。ましてや、飯伏、EVILでもないし。これからは俺が新日本プロレス、いや、プロレス界の希望になって引っ張っていきます」と堂々と語った。

一方、オカダは新たに出現した“ライバル”への嫉妬心を口にした。「いまオカダ・カズチカ、すごく嫉妬していることがあります。ラグビーW杯がめちゃめちゃ盛り上がっているんですよ。プロレスも負けてないよね。ラグビーW杯より新日本プロレス盛り上げます。そのために、10・14両国大会勝ちます」。ラグビーに負けない熱戦でのV4を誓った。