格闘技イベント「RIZIN19」(12日、エディオンアリーナ大阪)の選手インタビューが10日、大阪市内のホテルであり、シュートボクシング世界女子フライ級王者RENA(28)が出席。地元大阪での試合に向けて意欲を語った。

「最近KOできてないんで、スカッと勝ちたいですね」。大阪・西九条出身で現在は東京在住。普段は「敬語イコール標準語」という感覚があり、関西弁をあまり話さない。それだけに「新幹線で新大阪に帰ってきて“ありがとう”っていう(関西弁の)イントネーションを聞くともう、ほっこりしてしまう。リング上のあいさつも、なまるんじゃないかな」と笑顔で声を弾ませた。

6月のベラトールで、日本の女子格闘家として初めて米ニューヨークでマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)に登場。しかし、MMA(総合格闘技)で戦い、無念の失神KO負けに終わった。今回は復帰戦で、MMAの51キロ契約。対戦相手は当初カナダの強豪ショーン・ラムの予定だったが、ラムの負傷で急きょ変更。7日に目立つ実績のないアレキサンドラ・アルヴァーレと発表された。

「試合まで1週間を切って、RIZINで私と戦う決断をする。そんな選手はなかなかいない。ハングリーが持つ怖さは知っているので、気合を入れていきます」と表情を引き締めた。