ボクシング東日本新人王戦決勝(11月3日、東京・後楽園ホール)に向けた会見が11日都内で行われ、亀田3兄弟のいとこでフェザー級の亀田京之介(21=協栄)がド派手な赤いジャージーで登場した。

12階級の選手がみなダークなスーツを着用する中、亀田は「目立ちたいから」と股間にサメの口の模様が描かれた赤いジャージーを選んだ。抱負を問われると「まぁ、こんなところでなにを言ってもしょうがないので、試合を楽しみにしてください」と自信たっぷりに答えた。前日には亀田3兄弟のなかでも一番親しくしている元WBC世界スーパーバンタム級暫定王者亀田和毅から電話で激励を受けた。「お前が負けるはずない。練習通りやれば勝てると言ってもらった。自信になります」。東日本、それを制した先の全日本が終わったら和毅と旅行に行くプランがあることも明かした。

一方、相手の今成太希(22=三迫)は「注目が集まってうれしい」と亀田との対戦をむしろ歓迎した。地元新潟からも約50人ほど応援が駆けつける予定だ。調理師免許を持っており、現在は三迫ジム裏手の小学校で給食作りのパートをしながら練習を続ける。「とりあえず全日本を取りたい。続けていけばチャンスは巡ってくると思う」と謙虚に夢を語った。