ボクシング東日本新人王戦決勝発表会が、11日に都内で行われた。ライト級では高3の最年少で最高成績を誇る佐々木尽(じん=18=八王子中屋)がMVPを狙う。11月3日に東京・後楽園ホールで、斎藤真之介(24=石川・立川)と対戦する。7戦全勝(6KO)の佐々木は「こんなところで負けていられない。思い切り失神させて、MVPをとる」と意気込んだ。

格闘技好きで中1の時に「世界王者になって有名になる」と決意した。すぐに自宅と同じ八王子市内にあったジムに入門。自転車で50分かけて通い続け、昨年に17歳でデビューから負け知らずだ。

高校進学で八王子拓真高を選んだのも「定時制なのでボクシングに集中できるから」と話す。4人きょうだいの長男だが、両親も「やってみろ」と応援してくれている。

174センチの右ファイターで得意は左フック。ジムからは6人が出場し、3人が決勝に進出した。いずれも20歳以下で、佐々木は「自信は100%。3人とも勝ってジムを盛り上げたい」と気合十分。今年は12月の全日本新人王も制し、来年は日本ユース王座を狙うつもりだ。