日本女子期待の新星となる平田樹(20)がONEで2連勝を飾った。

女子アトム級5分3回で日系ファイターの石毛里佳(30=タイ)と対戦。2回4分45秒、腕ひしぎ逆十字固めで一本勝ちを収めた。1回から右ストレートでダウンを奪って上から拳をふり下ろした。2回にはテークダウンにも成功。立ち上がった後、再びテークダウンを取って寝技に持ち込むと相手の左腕を捕獲。腕ひしぎ逆十字固めでギブアップを奪った。

「本当は打撃でKOしたかったんですけれど、寝技になっちゃいました」と苦笑いを浮かべながらも、平田は「女性が戦うところをみてほしいし、女性で格闘技をやってみようかなという人が増えてくれたらうれしい」と口にした。ONEチャンピオンシップのチャトリ・シットヨートンCEOは「(平田は)素晴らしいパフォーマンスした。素晴らしい戦いだったと思います」と絶賛した。

平田は18年9月、Abema TVの格闘代理戦争のシーズン3で全試合一本勝ちで優勝。ONEチャンピオンシップのプロ契約を勝ち取ると19年6月のONE上海大会で1回一本勝ちし、白星デビューを飾っていた。