新日本プロレスの来年1月4日のビッグマッチ「WRESTLE KINGDOM14」IWGPインターコンチネンタル(IC)選手権で対戦する王者ジェイ・ホワイト(27)と挑戦者内藤哲也(37)が5日、都内で会見に臨んだ。

3日大阪大会のシングルマッチでタイチを下し、IC挑戦の機会を引き寄せた内藤は「待っているだけじゃチャンスは訪れない。自分からつかみに行かなきゃチャンスは絶対に訪れない。周りにどう思われるかよりも、一番大事にするべきなのは自分の気持ち。おれは、ジェイ・ホワイトにリベンジしたい。俺の野望を横取りされたくない。だから、名乗りをあげました。1月4日はジェイ・ホワイトとインターコンチネンタルだけを見て、リングに立ちたいと思います」。8月のG1で決勝進出を阻まれ、9月にICベルトを奪われたホワイトへのリベンジを誓った。

今回はIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカの提案により、1月5日にWタイトル戦をやるか、IWGPヘビー級選手権をやるかのファンアンケートが行われ、ダブルタイトル戦が決定。2冠への道筋もできた。「1月5日、インターコンチネンタル王座とIWGPヘビー級王座を同時に保持する史上初の男になってみせますよ」と夢をあらためて口にした。

1月4日にIWGPヘビー級王座を争うオカダ・カズチカ、飯伏幸太のどちらとダブルタイトル戦を戦いたいかとの問いには、「しいていうなら、2018年の東京ドームの相手オカダとやりたいかな」。18年はメインでオカダに敗れた。「彼はリング上で言ってましたよ。東京ドームのメインイベント、気持ちよかっただろ。勝ったらもっと気持ちいいぞ、と。それがどんなものなのか、オカダに勝ったうえで味わってみたい」と話した。

ホワイトはその内藤の答えに「そもそも勝つことはないから心配することないよ」と失笑。「ついでに教えてやると、東京ドームでオカダに勝ったのは気持ちよかったぜ」と19年1月に勝利したオカダ戦を引き合いに出し、内藤を挑発した。