西京春馬(21=K-1ジム相模大野KREST)が、第3代K-1フェザー級王座決定トーナメント優勝に改めて照準を定めた。

24日に横浜アリーナで開催の「K-1 WGP 2019」(日刊スポーツ新聞社後援)で、ワンデートーナメントに挑む。このほど試合が間近に迫る中、西京は相模原市にある所属ジムで練習を公開。「追い込み終盤で疲れもあるが、良い動きはできている」と軽快な動きを見せた。

2017年10月に小沢海斗を破り、第3代Krush58キロ王座に就いた。そして、翌年3月には村越優汰の挑戦も退けた。同年6月の第2代K-1フェザー級王座決定トーナメントでは決勝に進出。ところが、足を負傷して村越に無念のTKO負けを喫した。悪夢は続き、1月には江川優生(21)に敗れてベルトを失った。しかし、6月のK-1両国大会でスペインの強豪ホルヘ・バレラにKO勝ちして復活。今回の横浜大会で捲土(けんど)重来を期す。

西京が最重視しているのは、江川との対戦が予想される準決勝。1月に自慢のテクニックを生かすことができず、0-2の判定負けでKrush58キロ王座を奪われた相手だけに、「1回戦はノーダメージで勝ち上がって、準決勝に全てをかける」とリベンジに燃えている。「前回めちゃめちゃ悔しくて、すぐにでも再戦したかった」という西京。「KOもしくは3-0の判定で勝つ」と言葉に力を込めた。

決勝については「(卜部)弘嵩さんが上がってくるイメージが強い」と同門対決を思い描く。そして「試合になったら先輩の壁を越える。可能性は70パーセント」と悲願のK-1ベルト獲得を誓った。