ボクシングのはじめの一歩30周年記念フェザー級トーナメント(優勝賞金100万円)は19日、東京・後楽園ホールで開催される。

18日に都内の日本ボクシングコミッションで計量が開かれ、1回戦(すべて6回戦)の出場6選手は1発でクリア。初代日本ユース同級王者で日本同級6位の溜田剛士(26=大橋)は100グラムアンダーの57・0キロ、対戦相手のイ・ジェウ(26=韓国)も400グラム少ない56・7キロでパスした。

「原作の(幕之内)一歩に負けない試合をしたいと思います」と意気込む溜田の目の前に立ちはだかるのが6勝(5KO)2敗とKO率6割を超える韓国KBM同級王者のイだ。韓国の強打者から「近い距離での戦いが得意」と言われると、溜田は「望むところ。自分も近い距離を得意としているので」とKO決着を意識した。また水分を多めに補給しながら減量していた効果でスムーズに体重も落ちたことを明かし「バッチリと仕上がったと思います」と自信をのぞかせていた。なお準決勝は来年2月27日、東京・後楽園ホール、決勝は20年5月、墨田区総合体育館で予定されている。