ボクシングWBAスーパー、IBF世界バンタム級統一王者井上尚弥(26=大橋)が負傷していた右眼窩(がんか)底など2カ所骨折部分の再検査を受け、経過良好と診断された。所属ジムの大橋秀行会長(54)が13日、都内で開いた「最強モンスター 井上尚弥はこうして作った」(祥伝社)の刊行イベントで明かした。

12日に都内の病院で再検査を受けていたもので、同会長は「経過は良好で、本人も安心していました」と説明。1カ月後に再び検査を受けた上で来年1月中にスパーリングも再開。4月に米ラスベガスで20年初戦を迎える予定だ。

またIBFから同級1位ダスマリナス(フィリピン)との指名試合の指令が届いたことを受け、同会長は「(WBO王者)カシメロ(フィリピン)との3団体統一戦をやりたいけれどIBFとの交渉次第」と口にした。またWBA世界同級3位モロニー(オーストラリア)も候補だという。