「ビックドッグ」ローマン・レインズが因縁マッチに敗れた。2週間前にコーナーに手錠でつながれ、頭からドッグフードをかけられたキング・コービンとのシングル戦で策略にはまった。

報復に燃えるレインズがステージに登場すると、いきなりコービンの警備員に襲われるという波乱のスタートだった。何とか警備員を蹴散らし、パイプいすで襲いかかってきたコービンを殴り飛ばして客席で激しい攻防を繰り広げた。ディープ・シックスを浴び、鉄製ステップにたたきつけられ、さらにドッグフード缶でも殴られ、チョークスラムでテーブルごとたたきつけられる劣勢が続いた。

何とかレインズはサモアンドロップで解説席にコービンを投げつけたが、追撃を狙ったところで、コービンと連係するジグラーのスーパーキックを浴びる奇襲を受けた。さらにザ・リバイバルの介入もあって、数的不利な状況に陥った。孤立奮闘するレインズはスーパーマンパンチで反撃したのが精いっぱい。最後はジグラーのジグザグ、リバイバルのシャッターマシン、コービンのエンド・オブ・デイを立て続けに食らってフォール負けを喫した。正々堂々と戦うレインズは、コービンの策略にはまり、報復に失敗してしまった。