ボクシングWBA世界ミドル級王者村田諒太(33=帝拳)が34歳になる直前に始動する意向を示した。

27日、都内のWOWOWでエキサイトマッチ総集編(30日午後9時、WOWOWライブ)の収録に参加し、仕事納め。年末年始は休養に充て、34歳のバースデーとなる来年1月12日前には始動するという。

23日に横浜アリーナで同級8位スティーブン・バトラー(24=カナダ)に5回TKO勝ちしたばかりだが「ダメージ自体はない。勝ったから早く練習したい気持ち、焦りもある。本当は走りたいけれど…汗を出したい」と、はやる気持ちを抑えた。

来年5、6月が20年初戦の目安となる。対戦相手の候補として絞られている世界的知名度の高いWBAスーパー、WBCフランチャイズ世界同級王者サウル・アルバレス(29=メキシコ)、元3団体統一王者のIBF世界同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(37=カザフスタン)との交渉も年明けから始まる。

「来年は大きな試合をやりたいですね。マッチメークあってのものですし、それはやりたいという気持ちと、現時的にやれるかという差は分かっています」と前置きした上で「5月にやるならあまり休んでもいられない。この正月が最後の休みになると思う。年明け34歳になるし、しっかり体をケアして次戦に向かっていきたい」と決意を新たにした。