ブリティッシュヘビー級王者のセイバーJR.(32)が、挑戦者のSANADA(31)を下した。ヨーロピアンクラッチで勝利し、王座を防衛した。昨年4度敗れた因縁の相手に勝ち、試合後は仲間と乾杯するなど上機嫌の様子。IWGPヘビー級王座への挑戦にも意欲をみせた。

技の多様さに定評のある両者の戦いは、序盤から白熱。セイバーJr.が左腕を中心に関節技を決めにかかると、SANADAが返し反撃をしかけた。テクニカルな攻防は、思わぬ形で決着。背後に回って押さえ込みかかるセイバーJr.に対し、SANADAの対応が後手になった。3カウントを奪われたSANADAは納得のいかないようで、レフェリーに詰め寄った。

防衛したセイバーJr.は「もう絶対にこのベルトを渡さない」と誓った。「誰が次にチャンピオンに挑戦する? 誰もいないだろ」とたんかを切って会見場を後にした。