NEVER無差別級王座戦に挑戦した後藤洋央紀(40)が、チャンピオンのKENTA(38)を下した。

因縁絡む両者の一戦は16分12秒、後藤のGTRで決着した。KENTAは3度目の防衛に失敗した。

ラリアットなど打撃攻撃を互いに繰り出し、肉弾戦を展開。意地とプライドが、会場のボルテージを高めた。後藤が必殺の大技を決め、3カウントで決着した。

両者の因縁のきっかけは昨年の11・3大阪。後藤がジェイ・ホワイトのIWGPインターコンチネンタル王座に挑んだが、KENTAが乱入し敗北した。怒った後藤が、後の公式戦でKENTAから直接フォール勝ち。以降、試合構わず場外戦を繰り広げてきた。

後藤は「(ベルトは)ここにある。これが現実だ」と意気揚々と述べ、「王者として誰の挑戦も受ける」。敗れたKENTAは「後藤が勝って、俺が負けた。それ以上でもそれ以下でもない」と悔しさ交じりに試合を振り返った。