ボクシングの元WBC世界フライ級王者で、18年4月の防衛戦で体重超過により王座を剥奪された比嘉大吾(24=白井・具志堅スポーツ)が10日、2月13日の再起戦(東京・後楽園ホール)へ向け、都内で練習を公開した。

王座剥奪とプロ初黒星を喫した試合後は「お金があるのにコーラが飲めない、ご飯も食べられない。もういいかなと思った」と引退も考えた。それでも、家族や後援会のサポートもあり、復帰を決意。昨年9月に本格的な練習を再開した。「世界王者を目指すが、今はこの試合に集中する。応援してくれた人を安心させたい」。試合は53・97キロ契約8回戦で、フィリピン人選手と対戦する。