女子プロレス団体スターダムの創設9周年記念日大会が行われ、ワンダー・オブ・スターダム選手権で王者星輝ありさ(24)が、林下詩美(22)を下し9度目の防衛を果たした。

星輝が非情な攻めで勝利をもぎとった。試合序盤の場外での攻防中、林下がおでこ付近を負傷し、流血。それでも構わず、リングに戻った林下に馬乗りになり、拳を連打。何度も頭部へのハイキックを打ち込んだ。力強いジャーマン・スープレックス・ホールドなどに苦戦も、最後は強烈なブラジリアンキックで3カウントを奪った。星輝は「林下さんの本気、本性を見られてうれしい。荒ぶった林下さんに勝てて、死にそうでした」と血が流れるほどの本気の戦いに感激。「林下詩美は本当に強い。このベルトの価値が上がった」と強敵を倒して、自信を深めた。

メインの後にビー・プレストリー(23)から挑戦表明を受けると、リングへ再び登場。「待ってました。ぜひ戦いましょう」と手を差し伸べると、中指を立てて拒否された。