リアルジャパンプロレスの旗揚げ15周年記念第1弾大会が行われ、主宰の初代タイガーマスク、佐山サトル(62)は原因不明の病気のため来場できなかった。

佐山は15年5月に心臓の手術を受け、いったん復帰したものの16年12月の試合を最後に長期欠場。現在は歩行困難などの症状があり、パーキンソン病の疑いで検査を重ねている。

試合前には平井丈雅社長がリングにあがり、佐山の状況を説明した。平井社長は佐山本人、医師、新間寿会長と話し合った上で来場を踏みとどまらせたと説明。「みなさんが待ち望んでいる佐山がここに来るために、きょうお休みとさせていただきました。申し訳ございません!」と声を張り上げ、頭を深々と下げた。

さらに、前日18日に電話で話した佐山から預かった言葉を披露。「この情勢の中で会場に来ていただいている1人1人は戦友であり、同士。ここに来ていただけなかった方にも自分と一緒に歩んでいただいている方がたくさんいる。その方たちの思いとともに自分は必ずリングに戻ってくる。それをみなさまに伝えてほしい!そうおっしゃっていました」と最後は絶叫しながら初代虎の思いを伝えた。

試合の合間には、会場全体で「ゆけ!タイガーマスク」を大合唱。闘病中の佐山へエールを送った。