新日本プロレスのオカダ・カズチカ(32)が30日都内で、4月5日スタートのTOKYO FM新ラジオ番組「オカダ・カズチカ SUNDAY RAINMAKER」(毎週日曜午前6時~同30分)の初収録に臨んだ。

昨年4月に単発で「オールナイトニッポン0(ゼロ)」のパーソナリティーを務めたが、冠番組を持つのは初めて。2回分の収録を終えたオカダは「この緊張感は最近味わっていない緊張感。久しぶりにいい汗かきました。1試合分戦ったぐらいの汗がでてきましたね」と振り返った。

30分間の番組内では、オカダおなじみの「3つ言わせてください」のマイクパフォーマンスにちなみ、「Sunday Morning Three」と題したコーナーを設け、3つのテーマを軸にトークを展開。また、「週刊プロレスニュース」コーナーでは、プロレスの見方や最新ニュースなどを易しい語りで届ける予定だ。

「ラジオはずっとやりたいと思っていたので、機会をもらえてうれしかった。その分、言葉だけでリスナーのみなさんに伝えないといけないから難しい。でも、自分の勉強にもなる。プロレスラーとしてもレベルアップできると思う。リスナーのみなさんにも楽しいと思ってもらえるようにがんばりたい」と抱負を語った。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、新日本プロレスは3月1日から4月11日相模原大会まで18大会を中止。オカダら選手にとって、リングに上がれない苦しい日々が続く。「だいぶ試合ができていない。中止を発表されてからも、コンディションは整えてはいますが、またそこで延期になったりして…」ともどかしい思いを口にしつつも、「(この感染拡大の状況が)収束し、お客さんの前で、みんなとハッピーになれるような試合をしたいです」と前を向いた。

この日訃報が届いた志村けんさんに対しては「仕事でご一緒させてもらうことはなかったが子どものころからテレビで見ていた人。残念です。さみしいですし、たくさん笑わせてもらっていた」と悼み、「その分もぼくたちがやっていく。芸人さんであれば(人を)笑わせていく。ぼくたちはプロレスラーなんで、プロレスでこどもたちに夢を与えたり、今回のようにラジオで元気にしていくのが役目」とエンターテインメント界の後輩として、世の中を明るく照らしていく覚悟を示した。