国内のプロレス各団体は新型コロナウイルス感染拡大による国の緊急事態宣言を受け、8日までに試合の中止、延期などをそれぞれ発表した。

新日本プロレスは8日、新たに4月19日から5月3、4日のビッグマッチ「レスリングどんたく」(福岡国際センター)を含む12大会の中止を発表。また「今後の状況と安全面を慎重に考慮しつつ、無観客試合の実施について検討を行ってまいります」とし、無観客試合の可能性を示した。

全日本プロレスは8日、新たに4月30日、5月4、5日3大会中止を発表。既に5月8日から10日までの沖縄大会の中止も決まっている。全日本はこの状況を受け、6日に無観客試合を実施。動画サービス「全日本TV」で配信した。

ノアは7日、4月25、29日5月9日の3大会中止を発表。予定していたタッグリーグ戦「グローバルタッグリーグ」はTVマッチとして、同じ親会社サイバーエージェント下で協力関係にあるDDTの動画サービスDDTユニバースで配信している。

DDTグループ(DDT、東京女子プロレス、ガンバレ☆プロレスなど)は7日、4月25日から7月5日までの27大会の中止を発表。同団体は自社の動画サービスDDTユニバースで無観客試合などを積極的に配信している。

大日本プロレスは7日、4月16日から5月5日までの10大会について、中止と延期を発表した。同団体は感染防止に努めながら5日の北海道・旭川大会まで興行を続けていた。