DDTプロレスリングは23日、新型コロナウイルス感染拡大の影響を踏まえ、6月7日のさいたまスーパーアリーナ大会「WrestlePeterPan2020」の開催を見合わせると発表した。

同会場での大会開催は、20周年記念大会を行った17年以来3年ぶり2度目。親会社のサイバーエージェント藤田晋社長も実行委員長を務めるなど、団体をあげたビッグマッチとなる予定だった。高木三四郎社長(50)も自身のツイッターで報告。「2年以上前から企画していて2017年のリベンジとしてただけに悔しさしかありません。でも新たなリベンジの目標ができたとして前向きに捉えることにしました。代替え日は未定ですが必ず開催します!それまでは生き残る」と前向きなメッセージを発信した。

また、同大会に出場予定だった元DDTで現AEW所属のケニー・オメガ(36)もDDTを通じ、ビデオメッセージを発表した。「DDTファンの皆さん、ケニー・オメガです。ひじょうに残念なお知らせですが、現状、私は日本に行くことができません。さいたまスーパーアリーナに出場できません。コロナウイルスの影響で我々の生活は大きく変わりました。仕事に行けなかったり、外出できなかったり…、ペットと家にいることはできますね。この状況が落ち着くまで私は家に居て、また皆さんに会える機会を待ちます。日本の友人や家族、そしてDDTUNIVERSEのみんなにまた会えることを心待ちにしています。その時が来たら、すぐに飛んでいくことをお約束します。それまでは……Good bye and good night BANG!」と、収束後の参戦を誓った。

昨年6月に糖尿病の悪化で右足を切断し、同大会で義足をつけて復帰予定だった谷津嘉章(63)も開催見合わせを受けて、ツイッターを更新。「大変残念ですが、義足デビューは幻となりました。また、デビューに向けて次のチャンスを目指します。ご声援ありがとうございました。オリャ」と前を向いた。