ボクシングのミドル級とスーパーミドル級で世界2階級制覇王者となったフェリックス・シュトルム氏(41)が脱税容疑で有罪判決を受けた。

同氏は08年から15年の7年間で約580万ユーロ(約6億9600万円)を脱税した容疑で昨年4月に逮捕。4月30日のドイツ紙ビルトによると、ケルン地方裁判所から3年の実刑判決が出た。防護マスクを着用して判決を耳にしたシュトルム氏は法廷で肩を落としたという。同氏は昨年12月に30万ユーロ(約3600万円)の保釈金を支払い、約8カ月にわたる勾留生活から解放されていたばかりだった。

シュトルム氏は09年4月、母国ドイツでWBA世界ミドル級王者として同級14位だった佐藤幸治(帝拳)の挑戦を受け、7回TKO勝利で6度目の防衛に成功していた。