エキシビション戦でのリング復帰を目指すボクシングの元世界ヘビー級王者マイク・タイソン氏(53)が因縁のライバル、イベンダー・ホリフィールド氏(57)との「3度目対決」を真剣に検討していることを明かした。

21日に米情報サイト「TMZライブ」のインタビューに応じ、チャリティー事業を目的としたリング復帰について言及。現役時代に2度対戦し、タイソン氏と同じくエキシビション戦でのリング復帰を目指すホリフィールド氏(57)との対戦について「それは慈善事業にとって素晴らしいだろう」と口にした。

さらに「私と彼(ホリフィールド)が一緒にリングに立つ姿を想像できますか? 今は体調も気分もいいし、何でも可能です。楽しんで、見栄えの良くなった私の肉体を自慢してみせているんだ」と続けた。

タイソン氏によると、3~4ラウンド程度のエキシビション戦で寄付金を集め、ホームレスや薬物依存の人々を支援する意向だ。「助けが必要とする人はたくさんいるし、(リング復帰が)たくさんの人を助けられるかもしれない」とホリフィールド氏と「対戦」する意味を強調した。

ホリフィールド氏もタイソン氏とのエキシビション戦に前向きだ。21日の英紙サンによると、同氏は「マイクと私は、これについて1度話した。周囲の人間も話をした。合意に達している段階ではないが、会話はありました」と接触したことも認めている。

タイソン氏は05年6月、ケビン・マクブライド戦で棄権による6回終了TKO負けを喫した後に現役を引退。その後、グローブを装着してリングに上がっていないものの、ここ最近の練習動画などの投稿で動向が注目されつつある。