初代タイガーマスクの佐山聡(62)が主宰するプロレス団体リアルジャパンが6日、都内で会見を行い、26日に無観客で旗揚げ15周年記念大会を開催すると発表した。

当初は25日に後楽園ホールで開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、団体初となる無観客試合での実施に変更となった。また、この模様は「ニコニコプロレスチャンネル」で実況生中継される。

開催時期は、屋内なら100人以下、および収容定員の半分程度の観客を入れることが可能だ。平井丈雅代表はあえて無観客にした理由について「選手にはたくさんのお客様の前で精いっぱいの戦いをしてほしい。それが若干のお客様に限定するとなると、お客様に対しても、選手に対しても果たしていいのかと考えた。そこで誰もが見ていただける無観客インターネット放送という形をとった」と説明した。

所属選手のスーパー・タイガーは「普段東京近郊でない、また海外のお客様にもわれわれリアルジャパン、ストロングスタイルのプロレスを提供できるチャンスでもある」と団体初の試みを前向きにとらえた。

6月26日は、1976年(昭51)にアントニオ猪木とムハマド・アリが異種格闘技戦を行った記念日。当時この世紀の一戦を仕掛けた新間寿会長は「佐山が必ず出てきてくれると思っております」と初代虎の復活に期待を込めた。

現段階でカードは未定で、参戦決定選手はスーパー・タイガー、間下隼人、船木誠勝の3人のみ。平井代表は「どなたかをお呼びしたい」と団体に縁深い選手の参戦を予告した。