DDTのテレビマッチ「PETER PAN 2020」の第2日目が7日配信され、メインのKO-D無差別級選手権では挑戦者遠藤哲哉(28)が王者田中将斗(47=ゼロワン)を破り、ベルトを奪還した。

年間最大のビッグマッチとなる同大会は7日にさいたまスーパーアリーナで開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響で見合わせとなり、代わりに6、7日に分けて放送するテレビマッチとなった。

2人の対戦は、昨年12月のD王グランプリ決勝以来6カ月ぶり。その時、田中に敗れていた遠藤は、序盤からエルボー、ラリアットなどで積極的に攻めたてる。さらに場外で机を設置して攻撃をたたみかけようとするが、机を使ったハードコア形式は田中の得意分野。逆にコーナーから机に投げられてダメージを負った。その後も47歳とは思えない田中のスピードとパワーあふれる攻撃に苦戦するも、シューティングスター・プレス2連発で3カウントを奪取。11カ月ぶり2度目の王座に返り咲いた。

激戦を制した遠藤は「今の俺は強いぞ。今の俺に挑戦したいやつがいたら、どんな手段使ってでも挑戦してこい」と手応えのある挑戦者を求めた。