Aブロック公式戦5試合が行われ、昨年大会の覇者で、ここまで4勝2敗の飯伏幸太(38)はNEVER無差別級王者で3勝3敗の鈴木みのる(52)と対戦した。

試合は、エルボー、フロントキック、張り手と、お互いの意地がぶつかり合う激しい打撃戦となった。終盤、鈴木のゴッチ式パイルドライバーを回避した飯伏は、流れの中から鈴木の両腕をつかみ、スタンディング式のカミゴェ(膝蹴り)。大の字となった鈴木に対し、ニーパットを外すと、最後はカミゴェで3カウントを奪った。

激闘を制し、コメントブースに座り込んだ飯伏は「(公式戦を)折り返して、やっと、自分らしい、もともとの気持ちが復活してきたし、あらためて今日、鈴木さんに気付かされた。今日で5勝目。あと全勝でいきますよ。みんな思っていると思いますが、僕は本当に全勝しますから」と連覇を誓った。

飯伏は13日の浜松大会で、ここまで7戦全敗の高橋裕次郎、16日の東京・両国国技館大会でタイチと対戦する。