新日本プロレスの「G1クライマックス」Aブロック公式戦最終戦が、16日の両国大会(東京・両国国技館)で行われ、昨年覇者の飯伏幸太(38)が18日の決勝(両国)進出を決めた。

勝ち点12で並んでいたオカダが敗れた直後にタイチと対戦。一発蹴りを受ければ、一発蹴り返す、消耗戦となったが、終盤にタイチの足をつかむと、バズソーキックで動きを止め、最後は顔面への必殺のカミゴェ(膝蹴り)で勝利した。

メインで、同じく同率首位だったホワイトが敗れたため、飯伏のAブロック突破が決まった。G1クライマックスで、3年連続の決勝進出は史上初。蝶野、天山に続く3人目の連覇に王手をかけ「目標の連覇、必ず成し遂げてみせます。絶対に、逃げない、負けない、そして、裏切らない。優勝して、本当の神になります」と勝利を誓った。

Bブロックは17日の両国大会で決勝進出者が決まり、勝ち点12の内藤、EVIL、勝ち点10で2人を追うSANADAが決勝進出の可能性を残している。飯伏は「久しぶりに内藤哲也とやってみたいが、その3人の誰がきても対策は練っている。誰がきてもいい」と余裕の表情で話した。