ボクシングのWBA、IBF世界バンタム級統一王者井上尚弥(27=大橋)が18日、31日(日本時間11月1日)に米ラスベガスで行われる、WBA2位、IBF4位のジェーソン・モロニー(29=オーストラリア)との防衛戦に向け、父の真吾トレーナー、弟の拓真らとともに羽田空港から渡米した。

試合まで2週間となり「もう、気持ちの面も肉体的にも仕上がっている状態。日本ですべての調整をこなしてきたので、向こうに行ってからは、体の調子と気持ちによって練習の上げ下げはするが、あとは体重調整」と初のラスベガス決戦を見据えた。

コロナ禍の影響で、現地入り後は厳しい行動規制のもと、複数回、PCR検査を受ける予定。約1年ぶりの試合に「圧倒的な強さを見せるなら前半KOが理想だが、そこにこだわらず、まずは勝ちに徹し、その中から自分がやれる勝ち方、倒し方というのを出していきたい」と話した。