2日後楽園大会でのIWGPタッグ選手権と同カードとなった試合は、ベルト保持者のタイチ(40)、ザック・セイバーJr.(33)組が、YOSHI-HASHI(38)、後藤洋央紀(41)組を退け、初戦に勝利した。

王者のプライドを守り、リベンジさせなかった。2日の勝利後、「ワールド・タッグリーグでやってやるよ。どうせ俺たちを倒せるチームなんていない」と語っていたが、強さは本物だった。タイチは再三に渡り、反則ギリギリのチョーク攻撃で相手を苦しめ、ペースをつかませなかった。その後逆襲にあったが、セイバーJr.とのうまい連係で切り抜けた。最後はセイバーJr.が一瞬の隙を突いてYOSHI-HASHIに回転エビ固めを決めて勝利。納得のいかないYOSHI-HASHIは、しばらくぼうぜんとした表情でリングに座り込んだ。

息の合ったコンビプレーで快勝したセイバーJr.は「テレパシーでつながっている。周りを見渡しても俺たち以上のチームはない」と笑顔で語った。タイチも2戦連続の勝利に「ヤツらとやったって一緒。ほかの連中も一緒。お前らとは違うんだ。あと8試合全部(勝つ)」と余裕を見せた。

今大会は史上初、ワールド・タッグリーグとベスト・オブ・ザ・スーパージュニアの同時開催。ともに10選手(チーム)が30分一本勝負で総当たりのリーグ戦を行い、勝ち点は勝利2、引き分け1、負け、無効試合は0となる。12月6日(福岡)の全公式戦終了後、上位2位までの選手(チーム)が12月11日(東京・日本武道館)で優勝決定戦を行う。