ボクシング元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(43)が21年2月28日、東京ドームで開催される新格闘技イベント「MEGA2021」に出場すると16日、発表された。

横浜市内のホテルで開かれた大会開催会見にリモートで出席したメイウェザーは「日本、東京のお礼が言いたい。自分のことを覚えてくれて。良くしてくれ、愛を感じています。この先にワクワクしている。また東京にいくことを楽しみにしている」と意気込みを示した。

海外ファンドの協力もあって大会が実現したと説明したMEGA製作委員会の徳弘浩平代表取締役は「世界に勇気と元気を与える大会にしたい」と強調した。

注目の対戦相手は未定ながらも、他対戦カードも含め、さまざまな格闘技団体の王者クラスの選手たちにオファーを出すという。徳弘氏は「日本人選手を考えている。一番盛り上がるカードにしたい」と説明。ルールは対戦相手が決まってから交渉に入ると明かした。

大会コンセプトは日本だけでなく、世界中が盛り上げる最大級のイベントになればとの願いを込めて「MEGA」と名付けられた。メイウェザーは「日本は世界の中でも素晴らしい国と街がある。食べ物もおいしい。礼儀正しく私も楽しくなる。日本の方々にエンターテインメントを楽しんでもらいたい」と笑顔をみせた。

メイウェザーは17年に米国で元UFC2階級同時制覇王者コナー・マクレガー(アイルランド)と対戦した後、引退を表明。18年大みそかのRIZIN14大会では、キックボクシングの「神童」那須川天心とエキシビション(3分3回)で対戦した。「前回のパフォーマンスは練習せずに体もだらしなかった。今回はしっかり練習したい」と意気込んだ。

昨年6月、メイウェザーは自身がマネジメントするTMT(ザ・マネー・チーム)ジャパンを設立。大会開催には、TMTジャパンが昨年、ビジネスパートナーとしてライセンス契約を結んだWEBマーケティング事業、Eコマース事業を手掛けるトラストライン(本社・大阪府)が協力している。