NEVER無差別級王者の鷹木信悟(37)がSANADAとのタッグでIWGPタッグ王者のタイチ(40)、ザック・セイバーJr.(33)組に勝利、2勝1敗で勝ち点4とした。

最後にリングに立っていたのは鷹木だった。さまざまな技を駆使し、王者に土を付けた。序盤からSANADAがチョークスリーパーなどで首を痛めつけられ、劣勢が続いた。中盤以降はリング上で4人が入り乱れる展開。15分を超え、精根尽きた4人はリング上で大の字に倒れ、起き上がれないシーンも。最後は鷹木がラスト・オブ・ザ・ドラゴンでタイチをねじ伏せ、攻守が目まぐるしく変わる激しい戦いに終止符を打った。勝利後「タッグ王者からの直接の勝利だ。俺たちマジで行けるんじゃねえか」と自信をのぞかせた。

SANADAはこれまでEVILとのタッグで17、18年連覇、昨年も決勝進出と3年連続ファイナリストになっていた。鷹木はそんなパートナーに対し「今年残らなかったらすべて俺のせいじゃねえか」と負い目を感じていたが、大きな1勝に「俺はやるときはやる男だよ」と言い放った。

最後はファンの要望に応え、無言で去ろうとするSANADAに「9割はお前の声が聞きてえんだよ」とマイクを渡した。SANADAが発した言葉はなんと「はっきり言って今までのタッグパートナーの中で隣のTKGが一番好きです」とまさかのラブコール。約5分のマイクパフォーマンスを気分良く終えたジャイアン鷹木は、バックステージでも“絶口調”。「鷹木式ノーコメント」と言いながらも「NEVERとIWGPタッグのタイトルマッチを1・4、1・5の東京ドームでやってやるよ」と宣言した。