ジャイアント馬場、アントニオ猪木とも対戦したカナダ人プロレスラー、パット・パターソン氏が死去したと2日(日本時間3日)、WWEが発表した。79歳だった。近年、がんで闘病生活を送り、マイアミの病院で亡くなったという。17歳だった58年にデビュー。NWAなどで活躍後、68年4月、日本プロレスで初来日し、ワールド・リーグ戦では馬場、猪木、山本小鉄、星野勘太郎らと対戦した。73年12月には北米タッグ王者として新日本プロレスに再来日し、猪木、坂口征二組と防衛戦にも臨んだ。77年には猪木が保持していたNWAヘビー級王座にも挑んだ。

米国ではWWE前身のWWFで活躍し、初代のインターコンチネンタル王者として、WWEヘビー級王者ボブ・バックランドとも対戦した。84年に現役を引退した後、96年にはWWF殿堂入り。WWEの裏方としたプロデューサーやクリエーティブ・コンサルタントなどを務め、毎年1月のPPV大会で開催されるロイヤルランブル戦も考案していた。